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【Leaders】作品とユーザーの出会いを作る—カカオピッコマ UXデザイン室 室長 Cedarが語る組織づくりとデザインの可能性

カカオピッコマの成長をデザインの力で牽引するUXデザイン室。今回は、室長を務めるCedarに、これまでのキャリア、カカオピッコマでの挑戦、そして目指す組織の姿について詳しく伺いました。

これまでのキャリア:UI/UXに特化し、デザインでサービスを支えるーWebデザインからUI/UXのスペシャリストへ

複数の制作会社や事業会社で、Webデザイン・UIデザインを中心にキャリアを積み、エンタメ系サービスやメディアのデザイン、LP制作、サービスUI改善などに関わってきました。現在の会社も含めるとインターネットにおけるサービスのUIデザイン(Webとアプリ)に約20年携わっています。

キャリアの途中からは、単に見た目をデザインするだけでなく、サービスとしてユーザーにどういう体験をしてもらうか、どうあるべきかという部分に関わるようになり、UI/UX領域に軸足を移してきました。

マネジメントへの意識の転換

マネジメントを意識するようになったのは、カカオピッコマに入社してからです。もともとコミュニケーションがあまり得意ではなく、人との折衝も好まなかったので制作の道に進みましたが、年齢やキャリアを考え、マネジメントを最終的な目的の一つとして受け入れました。

今では、マネジメントをする分、手を動かすデザイン業務は減っていますが、指示やフィードバックを行う際には、必要に応じて自ら手を動かし、答えを出しながら行うことも大切にしています。

カカオピッコマへの入社と初期の挑戦ーデザインの力で体験を変える余地

カカオピッコマに入社したきっかけは、前職に続きエンタメ系のサービスに関わりたいという思いと、作品とユーザーの出会いをつくるサービスに興味があったからです。ピッコマのサービスとしてのスケールと成長性に魅力を感じたこと、そして「デザインの力で体験を大きく変えられる余地がある」と感じたことが、入社を決めた大きな理由です。

アプリ自体は2016年4月にローンチされていましたが、入社当初のデザイナー5、6人、会社全体で30人ほどの規模の時期から、その後の改善・拡張を担うフェーズに関わりました。オフィスは目黒にありましたが狭く、すぐ隣に開発メンバーがいる環境でしたが、部署の垣根なくプロジェクトベースで動き、ミーティングもその場で進めるなど、日々議論と熱意に溢れていました。

ただ、最初は、ピッコマの仕様が分からず開発メンバーに聞きながら進めていたことや、国内のマンガアプリを超えるような「違う見せ方」を考える中で、デザイン自体が参考にするものがあまりないという状況で手探りな状況でした。

しかし、この挑戦と試行錯誤の連続こそが、現在の組織の強みになっています。開発メンバーと密に連携を取り、サービス理解を深めていく中で、私たちは単なるUI制作にとどまらず、サービス全体を見て判断できる、より専門性の高いデザイン組織へと成長しました。

UXデザイン室のミッションと組織運営の方針:スピードとクオリティ、そして新しさ

UXデザイン室の室長として、デザイン組織のマネジメントと体制づくり、アプリ/WebのUI/UXデザイン、大型イベントのクリエイティブ設計などをメインで担当しています。

組織として、日々の制作対応に加え、以下の2点を意識して、少し先を見据えた動きを心がけています。

  • 案件のスムーズな進行とクオリティの担保:
    案件を早くキャッチし、なるべく早くクオリティを上げながら納品すること。また、来ると分かっている案件に対しては、先回りして動いておくことで、最終的なクオリティとスピードの両方を担保します。
  • 新しい表現とデザインの追求:
    新しい表現やデザインの検証を事前に行いながら精度を上げ、今までにないUI/UXのデザインを提供すること。新しいトレンドをすぐにキャッチすることも重視しています。

個を尊重し、学びを共有する運営体制

組織運営においては、メンバーの個性や距離感を尊重し、あえて無理に大きな定例やランチミーティングを開くことは避けています。その代わり、気になる人とは個別に話をする機会を設けるなど、特性や状況に合わせたコミュニケーションを意識しています。

チームには、UIデザインを専任でやってきたメンバーのほか、Web出身者、グラフィック(表紙デザイン)出身者など、多種多様なキャリアを持つ人たちが集まっています。重要なのは、UI/UXを意識できることです。

ナレッジシェアについては、BANDでのクリエイティブ共有、Figmaでのクラウドプロジェクト共有のほか、チーム別でイントラネットのポータルを作成し、自分が関わっていない案件も含めた組織全体の取り組みを把握できるようにしています。

デザイン組織の課題と成長機会ー組織づくりと効率化のバランス

組織が成長していく上での課題は、案件数や関係者が増える中で、スピードを落とさずにクオリティを維持することです。また、効率化を進める一方で、エンタメとしての面白さや新しさを失わないことも重要であり、「仕組み化と個々のクリエイティブのバランスをどう取るか」が今後のポイントです。

特に組織づくりにおいては、ピッコマというサービスに集中している環境の中で、デザイン組織がどうあるべきか、またメンバーのキャリアアップと役割分担をどう大きくしていくかという点を課題として持っています。外部の知見として、インターネットエンタメ業界の企業をベンチマークし、今後のリソースから必要な人材やポジションを検討する際の参考にしています。

AI活用は既にスタートラインに

デザイン部署ではAIの活用が進んでおり、まずAIを使って案を出したり、考え方を整理したりしています。特にFigmaのアプリなどを使ってAIでモックアップを作成するなど、一部チームでは、初動から完成品に近いモックアップ制作までほぼAIで進めているところもあるほどです。今後はAIでの活用経験や知見が、組織の助けとなり、既存にとらわれないものを生み出す可能性を秘めていると感じています。

サービス全体を見て判断できるデザイナーへ

この会社や部署で働くメンバーは、単なるUI制作にとどまらず、サービス全体を見て判断できるデザイナーになれる環境があります。具体的には、以下の幅広い領域に関わることで専門性を高めることができます。

  • エンタメサービスとしての体験設計
  • 大型施策やイベントのクリエイティブ
  • ユーザーの行動を踏まえた改善

新しい案件やボリュームのある案件は、マネージャーがバランスをみながらアサインすることで、メンバーみんなに活躍の機会を提供しています。

求める人物像とこれからの組織ー挑戦を恐れないスタンスを重視

ジョインしてほしいのは、素直に吸収できる人、前向きに取り組める人、自分で考えて動ける人です。デザインのスキルや経験はもちろん大事ですが、それ以上に「より良いものを作ろうとする姿勢」や「チームで進める意識」を重んじています。

自分の仕事に加えて、ナレッジシェアなどを通じて他のメンバーの取り組みからも学び取るような動きができる方は、チャンスを掴みやすいと考えていて、社内にはそういった意欲の高いメンバーが多いと思います。

成長し続ける組織へ

これからさらに目指していきたいのは、新しい人でもいち早く力を発揮できる組織です。新しい人が来たら、その人がどういうキャリアを積んでいけるのかが分かり、10年後の先を見据えられるような力強い組織づくりを目指しています。

リフレッシュとワークライフバランス意識的に確保する「半々」のバランス

私にとってのワークライフバランスは、仕事の時間以外を家族と過ごしたり、趣味に使う時間と「だいたい半々ぐらい」のバランスを目指すことです。

仕事に気持ちが上下されすぎたり、視野が狭くなったりするのを避けるためにバランスを意識しています。以前の会社では残業や土日出勤も多かったのですが、頑張っても効率が良くなかったと感じ、家族との時間を過ごすことでその大切さが分かり、スタンスを変えました。

家族と旅行に行くことはリフレッシュになりますし、マンガやアニメを観たり、スポーツ観戦も好きですね。特にサッカーのプレミアリーグは毎週見ています。

マンガは好きな作品を読むことに加えて、土日にはマンガ喫茶まで足を運ぶこともあります。最初はオフラインで一巻から読んで新しい作品を探し、気に入ったものは電子で読むというスタイルです。また、普段からいろいろなサービスのUIを見ることも習慣になっており、それが仕事のインプットにも活きています。

最後にメッセージをお願いします

私のカカオピッコマでのキャリアも早いもので10年ほどとなります。
ピッコマは、作品とユーザーの出会いをつくるサービスであることに最大の魅力があります。新しい作品も、長く愛されている作品も、その魅力をどう最大限に引き出し、どうユーザーに届けるかを日々考えながら入社の時と変わらずデザインしています。この仕事に興味がある方は、ぜひ一緒に働けたら嬉しいです。

以上、UXデザイン室 室長のCedarのインタビューでした。
もしUIデザイナーポジションにご興味をお持ちいただけたら、ご応募いただけると嬉しいです。
募集詳細はこちらよりご確認いただけます。

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